また、成犬では、消化器系の病気という例もあるので、かかりつけの動物病院に相談することをおすすめします。

散歩時に口にくわえた場合の対処法ですが、無理やり取り上げようとすると、あわてて飲み込んでしまうこともあるので、おやつやおもちゃで気をそらし、取りましょう。
普段から、「アウト」「出せ」などの指示で、くわえているものを放すようにトレーニングすることも有効です。
部屋の中での異物食いは、ワンちゃんの届く所に余計な物を置かないことで、ある程度対処できます。観葉植物は毒性のあるものがありますので、注意しましょう。ご相談者のように、コンクリートの塀や石をかじるという場合は、あらかじめ苦味スプレーをつけておくと、「ここをかじると苦いので危険だ」と、徐々に学習します。
ただ、「一人ぼっちでさびしい」、「おもちゃがなくて退屈」、という気持ちから生じていることもありますので、しつけ剤を使うと同時に、ワンちゃんに話しかけたり、お散歩したり、おもちゃを与えたり、1日のうちでメリハリをつけた遊び時間を持つということも、欠かさず行ないましょう。

