健康

季節の変わり目の体調管理

この季節は入学、引越しなど人間も環境の変化が多く体調をくずす人も多いと聞きます。
ペットにも同様な影響はあるのでしょうか?

春は、引越し、入学、就職など、環境の変化が多い季節ですよね。飼い主さんにとって新しいことが始まるのがこの季節。
新しい環境に一日も早く慣れなくちゃ、といつもの生活のペースが乱れてしまったり、頑張りすぎて体調を崩してしまう方も多いのではないでしょうか?
実は犬も同じ。飼い主さんの心の変化、体の不調は愛犬にも伝わってしまうことがあるんです。

新しいおうちで…

飼い主さん「新しい土地、新しいおうち。ご近所付き合いや環境の変化、ちょっと不安だな…」愛犬もまったく同じ気持ちです。住み慣れたおうちを離れ、仲良しだったお友達犬ともお別れしなければならなかったのですものね。
まずは、新しいおうちを「探検」させてあげて、「ここが新しいおうちなんだ」と認識してもらいましょう。
おうちに慣れてきたら、ご近所も一緒にお出かけしてみましょう。今まで見たことがない物、今まで聞いたことのない音は犬のストレスの原因になります。少しずつ、慣れてさせてあげましょう。
犬の集まる場所には積極的に出かけてみてください。愛犬も飼い主さんも、新しいお友達を作るチャンスです!

飼い主さんの生活のペースが変わっちゃった…

職場での配置換え、家族の誰かが入園・入学・就職、などと飼い主さんの環境が変わるのもこの季節。
なんとなく家族全員があわただしくなり、犬のお世話を後回しにしがちになってしまうことも多いようです。
犬は、家族の方の環境の変化の理由がわからないので、「ボクのこと、忘れちゃったのかなあ…もしかして、嫌われちゃったのかなあ…」と勘違いしてしまい、心配と構って欲しい気持ちで体調を崩してしまう場合もあります。
飼い主さんの生活のペースが変わっても、毎日のコミュニケーションの時間は大切にしてあげてください。
毎日1時間していたお散歩が30分に減っても、抱っこしてもらえる時間が減っても、飼い主さんが「あなたのこと、大好きよ」という気持ちで接してあげれば愛犬に気持ちは伝わります。愛犬とのコミュニケーションの時間は、飼い主さんのリラックスの時間にもなりますよ。

気温の変化

季節の変わり目は、昨日快晴で暖かくなったと思ったら今日は冷たい雨降り、などと言うことが良くあります。
急激な気温の変化も犬の体には負担になります。
お部屋の温度の調節や服で調節するなどして、なるべく犬の体感温度の変化がないように心がけてあげることも大切です。
春はいろいろなことをスタートするのに最適な季節です。 飼い主さん・愛犬共に、心も体も健康にこの素敵な季節を楽しめるといいですね。
ドッグアドバイザー 高田由香